月: 2016年10月

勝ちたかった

J1リーグ2ndステージも残り僅か2試合。新潟は、降格ラインに居る名古屋グランパスとは同じ勝ち点で、得失点差が僅かに+2と、非常に厳しい状況に置かれている。

今節は、アウェイでのガンバ大阪戦。昨季ナビスコ杯で訪れたことのある大阪だが、昨季は万博記念競技場で行われた。今季の試合会場は、その万博記念競技場の直ぐ隣にあって、個人や企業からの募金とtotoの助成金等で新設された市立吹田サッカースタジアムだ。ピッチとスタンドまでの距離が近く、スタンドも全席屋根で覆われていて、サッカーの本場ヨーロッパの試合会場を思い起こさせると言う、その会場を訪れてみた。確かに噂に違わず、ピッチと観客席との距離が近く、3階からもよく見えた。とにかく、雰囲気が良い。

さてそこで行われた試合だが、竜馬がいきなりやらかしてしまった。ボール処理にもたつく間にアデミウソンに奪われ、あっさり先制されてしまった。出来るだけ長い間失点しないで試合を進めたかった新潟だが、いきなりハンディを上げる形になった。しかし、前節浦和戦同様、ラファエルのゴールで前半の内に追い付き、試合を振出に戻した。

後半に入ると、試合の主役が選手から審判に移ってしまった。後半開始早々訳の分からないシミュレーション判定でラファエルが退場になってしまった。こうなると新潟としては勝ち点1でも欲しい所だったが、今度は自陣ゴールエリア内でのハンドによりPKを与えてしまい、勝ち越されてしまった。それでも試合終盤まで1点差で持ちこたえ、得点チャンスも作っていたが、なかなか追い付くことは出来なかった。さらに、審判のパフォーマンスは続き、後半アディショナルタイムにレオがまさかの一発退場。2人少ないことと残り時間を考えると、たとえ負けても最少の得失点差で試合を終わらせなければいけなかったが、バランスを崩してしまい、前節浦和戦同様に、試合終了間際に追加点を許してしまった。

前半の内容からすれば、今日のガンバ大阪なら勝てる相手だったし、本当に勝ちたかった。これで、最終節は、レオもラファエルも舞行龍も野津田も居ない中、試合を行わなければいけなくなった。帰りの電車内で、残留を争う他3チームが何れも敗れたことを知ったが、気の重さは一向に軽くならなかった。湘南、鳥栖に縋り付きたい。

もったいない引き分け

J1リーグ戦は、代表戦やルヴァン杯がらみで約3週間試合が無い。J2はその間も開催されており、今節第35節は山雅のホームゲームだ。対戦相手は昇格争いをしているファジアーノ岡山と言うことで、注目のカードでもある。岡山には新潟から酒井宣福が期限付き移籍していることもあって、アルウィン迄出かけて行った。

天候は雨が心配されたものの何とか降らずに持ってくれた。ただアルウィンと言うこともあって、相変わらず風は強く、試合開始前から試合終了迄、ずっと山雅ホーム側からアウェイ側に安定した風が吹いていた。

山雅は、ディフェンスの要飯田が出場停止で、そのポジションには岩間が一列下がって入っていた。試合は、前半風上に立った山雅が攻勢に出るものの得点を挙げられず、スコアレスのまま前半を終えた。後半に入ると、今度は風上に立った岡山だったが、後半7分にこの日2枚目のイエローカードを貰った選手が退場となってしまった。一人少なくなった岡山に対して、退場劇から10分後、山雅はここの所調子の良い工藤のゴールで先制した。だが、山雅がその後何度かあった惜しいチャンスを決めきれずにいると、試合終了間際に岡山のゴールで同点に追い付かれてしまった。結局試合はそのまま終了し、引き分けに終わった。一人少ない岡山から先制したものの勝ち点3を奪えず、山雅にとってはもったいない引き分けとなった。

注目の宣福だが、ベンチ入りはしたものの出場機会は無かった。出場機会を求めてJ2に移籍したはずだが、本人の調子が上がらないのかチーム事情なのか判らないが、なかなか出場機会を得られていないようで、厳しい状況が続いている。

先日のヤマハスタジアムに続き、サッカー専用スタジアムで見るサッカーはやはり楽しい、と改めて感じて帰って来た。

片渕監督初勝利

吉田前監督から指揮権を引き継いだ片渕監督が、初めて臨む試合はアウェイヤマハスタジアムでのジュビロ磐田戦だった。

今週初めに急遽参戦を決めたこの試合だったが、試合チケットや高速バスの手配をした時はまだ監督交代が発表されていなかった。図らずも片淵監督の初陣を目の前で観ることが出来た。

初めて訪れたヤマハスタジアムは、サッカー専用競技場らしくとても良い雰囲気を醸し出していた。ヤマハの私設スタジアムと言うこともあって、大きくは無いがいかにもサッカー場と言う感じで、ピッチとの距離が近くとても見やすかった。

1stステージ8位で勝ち点23を挙げていた磐田だが、2ndステージはここまで勝ち点わずかに9で、よもやの残留争いに巻き込まれていた。試合は、大や竜馬が先発に復帰し、良いプレーを見せてくれた。

残留争いから抜け出したいのは、新潟、磐田両者共に同じで、玉際で激しいプレーが続いた。そんな中で大がPKを獲得し、それをレオが決めて、新潟が先制した。だが、課題のセットプレーから失点し、直ぐに同点に追い付かれてしまった。

勝ち点3が必須の新潟に対して、引き分けでもOKな立場の磐田との差が出たのか、後半に入ると新潟の勢いが増し、磐田にシュートらしいシュートを打たせなかった。すると、試合終了間際に、武蔵からのセンターリングを中央でフリーだった山崎がダイビングヘッドで決め、待望の勝ち越し点を挙げた。

ハーフタイムに、残留を争う名古屋グランパスが大量得点でアビスパ福岡の息の根を止めたと言う情報が入っていたので、新潟が勝ったことに心から安堵した。そして、代表戦やルヴァン杯のために、次節まで3週間も空く期間を暗澹たる気持ちで過ごさなくて済むことが嬉しい。これはきっと選手やスタッフ達も同じだと思う。