2015年9月2日水曜日、J1昇格後12年目にして初めて立ったナビスコカップ決勝トーナメントの舞台、その第1戦は新潟のホームデンカビッグスワンスタジアムで開催された。
午後から休みを取り、体調も考慮してホテルの予約も取って、準備万端で駆けつけた。曇り空ながら心配された雨も降らず、舞台は整った。
その記念すべき試合の対戦相手は浦和レッズ。J1昇格後、2006年7月19日にここビッグスワンで2-1で勝利して以来公式戦では全く勝てない相手だ。しかし、その浦和相手に、9年振りに、さらに正確に言うと3,332日(9年と45日)振りに勝ったのだ。しかもそのスコアは5-0、大量得点を挙げた上での完封勝ちだ。観客席に掲げられた横断幕、「12年目。初めてつかんだ舞台。皆の夢を乗せ走れ!」に応えてくれたのだ。
この試合、水曜日の平日開催とは言え、スタジアムに詰めかけたのはわずか7,603人。クラブ史上初のナビスコカップ決勝トーナメント進出の舞台としては残念な数字だが、ここにいる多くの観客と選手、スタッフが幸福な時間を共有出来たその喜びは計り知れなく大きい。
しかし、ナビスコカップ決勝トーナメントは始まったばかり。「皆の夢」を実現させるために、喜ぶのは今日だけにして、明日から再び厳しい現実に向き合わなければいけない。